Cattolica Assicurazioni社、統合CRMプラットフォームで顧客をあらゆる角度からサポート
プロジェクトの背景
Cattolica Assicurazioni社は約360万人の顧客を持つ、イタリアの大手保険会社の1つです。本社とは別に、支社や現地代理店が独自で契約者との関係を管理していたため、社内では4つの異なる顧客管理(CRM)のプラットフォームが稼働しており、各プラットフォームは個別に保守管理する必要がありました。このようなデータのサイロ化は、エントリーの重複や不完全なレポートの原因となり、営業やマーケティングがお客様のニーズ全体を把握する妨げとなっていました。
そこでCattolica Assicurazioni社は、顧客中心の組織を目指す戦略に基づき、顧客データを活用して会社の成長と高い利益を達成したいと考えました。しかし、そのためにはまずお客様の意見を収集するために、プロセスとプラットフォームを最新化する必要がありました。
ソリューション
厳しく規制される業界のため、Cattolica Assicurazioni社はアバナードが提案した段階的なハイブリッドクラウドのアプローチを選択しました。アバナードのエキスパートは、すべてのレガシーCRMシステムを、統合された社内運用版Microsoft Dynamics 365に移行するためのサポートを行いました。
Microsoftテクノロジーの深い知識と経験を活かして、幅広いインサイトを獲得するためのエンタープライズアプリケーションを構築しました。まず、既存プロセスと環境を理解するためにユーザー中心の設計を考案し、次に統一ソリューションへの移行戦略を詳しく計画しました。アバナードは企業全体の情報アセットを活用して、コマーシャル、マーケティング、コンタクトセンターに特化して設計された、カスタマイズ済みモジュールをいくつか導入しました。
成果
一元化されたDynamics CRMシステムを導入したことで、Cattolica Assicurazioni社はいくつもの重要なメリットを得ました。
- 最新のセールスとマーケティングテクノロジーにより、チームはリアルタイムのインサイトと最新ツールを活用して、カスタマイズされたデジタルキャンペーンを作成し、エンゲージメントを促進できます。
- 一元化された分析により、測定可能な戦略的パフォーマンス指標と顧客中心の目標も提供されます。
- 多くのデジタルワークプレースが、プロセスとサービスのスピードアップ、コスト削減、支店間のコラボレーションの推進をサポートしています。