Material:シングルサインオンで従業員の快適なワークライフを実現
背景
Materialは、真の顧客中心主義を目指す企業を支援する、戦略、インサイト、デザイン、テクノロジーの総合パートナーです。その総合性を強化するため、近年では複数の独立した法人を1つの傘下に収め、ビジネス、エクスペリエンス、ブランドの各ソリューションを組み合わせた独創的なソリューションを提供しています。
Materialは、人材を確保し、強力なチーム環境を構築できるようにするには、安全性の高い魅力的かつコラボレーティブな従業員エクスペリエンスを提供する必要があることを認識していました。同社はアバナードの協力のもと、IT IDインフラストラクチャをモダナイズおよび合理化し、すべての従業員を1つのMicrosoft Azure Active Directory (AAD) で認証して、1つの企業の一員としての帰属意識を高めながら、従業員が使い慣れたツールにアクセスできるようにしました。
ソリューション
すべての従業員をAADに移行することを目標に、アバナードはアジャイルな方法を使用して、ID、アクセス制御、セキュリティ、テクノロジーの相互運用性に関する最新のワークプレース デザイン作業を構造化しました。これは、入念に計画された以下のロードマップに従って実行されました。
- 適切なID基盤を設計、定義、確立する
- AADとの統合により、シングルサインオン、MFA、ユーザー プロビジョニングを利用して、Google Workspaceを管理および保護する
- ユーザーグループを統合する
- 段階的な移行を導入し、ユーザーIDとセキュリティアクセス許可をAADに統合する
このID基盤と移行によって、Materialの全従業員共通の電子メールドメインと、企業の目標に応じた共有アドレス帳が使用可能になりました。また、両方のプラットフォームのユーザー間でMicrosoft Teamsの使用を標準化し、連携を強化することで、従業員がより円滑に業務を遂行できるようになりました。
成果
複数の法人の従業員を1つのAADテナントに移行して以来、Materialはデジタル トランスフォーメーションのパートナーとして「有言実行」できることを身をもって証明しています。これ以外にも以下のようなメリットがありました。
- Microsoft Teamsを積極的に日常使用する従業員が53%増加。
- 従業員のサポートリクエストに対する応答と解決にかかる時間が60%短縮。これにより、ITの問題が解決されるまでに要する待機時間が短縮され、従業員がより多くの時間をクライアントワークに費やせるようになりました。
- 安全なハイブリッド リモートワーク環境を実現することで、同社のIDのMicrosoftセキュアスコアが47%向上。スコアは現在、平均を9%上回っています。
アバナードの取り組みがクライアントとその顧客にもたらす価値について詳しくは、こちらをご覧ください。